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2008/07/05(土) 04:45:45
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タイトルの通り。
演劇の業界で行われている「チラシ折り込み」という宣伝方法には、もう、期待しない。 というか、期待が持てなくなった、と言った方が正しい。 連日、「恋人が障害者」のチラシをめぐって起きている問題について、このブログや、少女単体サイトで語っているが、先日も、また、某劇団から、このチラシの折り込みを拒否されてしまった。 その劇団については、既に折り込み作業が終った後に、うちのチラシの内容に気付いたそうで、折り込みに行った日の翌日に、「このチラシはうちでは扱えないから、返却させて欲しい」との連絡がメールで届いた。(先に電話を頂いていたが、こちらが出れなかったので、メールを書いて下さったそうだ。) 正直、せっかく時間を割いて行ったのに・・・と、ガックリした。 しかし、とても丁寧な連絡で、こちらの気持ちを少なからず測ってくれた上で、謝罪してくれていて、何より、それに加えて、その担当者が、公演が直前に迫る中の短時間で、悩んでその判断を出したということが率直に書かれていたことに共鳴したので、チラシの折込こそできなかったものの、この事態を前向きに考える事ができた。むしろ、逆に物理的な迷惑をかけてしまったことを、申し訳なく思った。 その劇団からの断り理由は、「児童が多く観劇にくるから」という理由と、「区の会場を借りているので、その区からの理解が得にくいため」ということだったのだが、その担当者は、この問題を、「劇団内で議論したい」とまで言ってくれた。有難いことだと思った。 テキトーに「お断りだ」と言ってくる劇団が多い中、こういったやり取りができたことに、充実感を感じた。 今回の「恋人が障害者」のチラシだが、一番最初に「Next」から断られ、その次に、「Next」が確認を取った劇団からも、ほとんど拒否された事から、 「今回のチラシは、折込を拒否される可能性が高いチラシである」ということを、自覚して、宣伝活動をしなければいけないものと覚悟していた。 そうであるのなら、事前に、すべての劇団に、このチラシを見せて、確認を取った上で折り込みに出向く、という処置をとるべきだったのかもしれない。 当初は、そうしようかとも、一瞬思った。 だが、そんなことをしていいのか。 自分が創ったものに、自ら制限を課すようなことを、創作者であるオレ自身ががしていいのか。 んなむちゃくちゃな事、できるわけがない! なぜ、作品を一般大衆に合わせてやらねばならんのだ。 そんなことをしていたら、表現は、いつまで経っても「大衆的」の域を越えられないし、いつまで経っても、この腐った社会の中に埋れてしまうことになる。オレは、日本の今の現状がいいとは、少しも思っていないからね。媚を売るような真似ができるかっていうんだよ。 「裸が写ってるチラシなんですけど、いいですか〜?」「障害者をフィーチャーしてますけど、折り込んでいいすか〜?」なんて、オレは死んでも聞きたくねぇ! そんな、創作者に、誰が魅力を感じるというのだ。 創り手は、人から何を言われようとも、自身の作品を世に出すパワーと信念がなければいけないと、オレは思っているし、オレは、そうだ。 そして、今までずっと、少女単体は、チラシにおいて、人の裸を起用してきたし、性的、肉体的な言葉を掲載してきている。 だが、今までのチラシを、他所から拒否されたケースは、一度もないし、それを受け取った客から苦情が寄せられた事も、一度もない。 今回のチラシだって、デザインが違うだけで、制作する上での信念は変わっていないし、数多く折り込まれているチラシの中で、「勝てるチラシ」を創っているつもりである。 参考として、「折り込み」というシステムの手順を書くと、 まず、チラシを制作した劇団が、そのチラシを折り込みたい公演の主催者に電話かメールで連絡を取り、実施日時、配布できるチラシの枚数等、詳細を聞いた上で、予約を取り、折り込みが実施される場所(ほとんどは、公演される劇場。稽古場の時もある。)へ出向き、各自、折り込み作業をする、というのが、手順である。 主催者によっては、「折り込みは、劇団関係者のみ」とか「公演のチラシのみ」(たまに、オーディションのお知らせなど、公演以外の宣伝チラシを入れる団体もあるため)、などの規約をつけているところもあり、それは、問い合わせの際に教えてもらえる。該当しない劇団は、その時点で折り込みはできない、ということになる。 各団体において、こういった小さな規約はあるものの、「事前にチラシの内容を確認した上で、折り込みの許可を出す」なんて段階を踏んでいる劇団は聞いたことがないし、事実、そんな劇団はいないだろう。少なくとも、オレは知らない。 そういったことから、折り込みは、ほぼ、「無責任」な状態で行われているといえると思う。 演劇など、所詮アングラな文化で、一般的とはいえない。 そんな小さい文化の中、宣伝活動を行う上で、「持ちつ持たれつ」の精神で行われているのが「折り込み」というものだと思う。だが、その「持ちつ持たれつ」の間でも、切磋琢磨していかねば、発展はあり得ない。 今回のように、折り込みした後で、チラシを拒否されて返却されてしまう、という事態が起きた原因は、「折り込み」というシステムが、この「持ちつ持たれつ」を下敷きに、「なんとなく」で行われているから、だと思う。 オレが、今回のチラシを、「拒否される可能性がある」と自覚していたのにもかかわらず、事前に先方の許可を取らなかったのは、前述した理由に加え、この「なんとなくシステム」に疑問を投げる意味や、挑戦する意図もあった。 そういった意味においては、上記の某劇団からの連絡で、率直な意見を書いていただいたこと、「劇団内で考察したい」と言ってもらえたことは、非常に実りあることだったと思う。 だが、しかし、公演の忙しい時期に、私の思想によるやり方のせいにより、物理的な足労と迷惑をかけてしまったことに関しては、とても心苦しく思っていることも、確かである。 自分の理念と、物理的にかかってしまった迷惑の間での、葛藤がある。 だが、やはり、それと平行して、演劇界の折り込みというシステムは、「無責任」な作業だということも、強く訴えたい。 「恋人が障害者」のチラシの折込を拒否するにあたり、Nextを始め、他の劇団からも、「責任が取れないから」という理由を聞いたが、では、主催者さんは、折り込まれているすべての劇団のチラシに責任をもっているのか、と聞きたい。 そもそも、初めから、不特定多数の団体からのチラシの折込を請け負っているにも関わらず、「趣旨が合わない」や、「客層が違う」という理由は通用しないし、そんな理由を出すのであれば、なぜ、折り込む前に、折り込みを希望するすべての団体のチラシをチェックしないのだ、と言いたい。 テメーの「なんとなく」を棚に上げて、テキトーな理由をつけているとしか、オレには思えない。 また、「公序良俗に反する」などという理由は、理由にもならないと考える。 こんな小さな文化の、小さな折り込みという宣伝において、公序良俗?それこそ、100年早い、と言いたい。思い上がるのもいい加減にしろ。 まず、演劇という文化を、メジャーな、一般的な、一般的にも社会的にも影響力のある文化にしてから、そうゆうことは言って欲しい。 何度も言うけど、今の演劇界は、クソつまらんよ。オレもその渦中にいる以上、それをどうにかしたいと思のが普通だろう。 それこそ、何か、「劇的なこと」、それが今の演劇界には絶対に必要とオレは感じているし、やっている連中が退屈しているのに、客がついてくるはずはない。退屈してんだよ、どいつもこいつも。それをどうにかしてやりたいんだ、オレは! このままじゃ、どんどん情報文化、資本主義に飲み込まれていってしまって、実態のない、ただぼんやりとした、思い出にも傷にもならないものが増える一方じゃないか。演劇をやっている連中に問いたい。お前らは、それでいいのかよ!?オレは嫌だ。だから、集団を捨てて、一人で「少女単体」をやることを、オレは選んだ。 小娘が一人で周りを動かすには、どうしたらいいか。オレは、それをいつも考えている。演劇は「動く」ものだ。インターネットや、テレビや、映画や、受け取り手が手軽に吸収できる文化とは絶対的に違うんだよ。動け!動かせ!まず、そこだろ。なんで、今の演劇界は、メディアに媚売ったような奴らばっかなの?あと、なんで薄っぺらい「かっこよさ」とか「おしゃれ感」を求めるの?オレもお前らも、所詮、何の才能もない、薄汚い乞食なんだよ。見栄を張るな、見栄を。 あとさ、みんなと一緒にワイワイ仲良しごっこやるのが楽しいから、演劇やってんの?そうとしか思えない奴らばっかりなんだけど。アンタら、なんなの? そんな劇団は、少女単体のチラシに喰われてしまえばいいのだ。 お前らのやっている芝居など、所詮、オレのチラシ一枚に喰われる程度のもんなんだよ。 逃げたり、言い訳する前に、もっと先に、やることがあるだろう。 ・・・で、オレは、今の演劇業界の「折り込み」というものに、期待が持てなくなった、ということなんだが・・・、 「恋人が障害者」のチラシを、各方面へ折り込みしていたオレだが、拒否をされるにしても、今回のように心のこもった連絡をしてくれる劇団は少なく、ひょっとして、連絡もせずにチラシを抜き取って捨てている劇団もいるかもしれないし(そうゆう人は、怒らないから、返してね。オレは怖い人じゃないから)、そう考えると、今までの時間がすごく無駄に思えるし、そもそも、今回のチラシは、Nextに委託できなくなったので、売れている劇団に折り込みに行くのが難しく、小劇団にしか折り込みにいけなかったし、売れない小劇団の客ってのは、劇団員のノルマでチケット買ってもらってる客だから、そんな「劇団員のお友達」にだけ宣伝しても、効果がないし、そうゆう諸々の理由を考えると、せっかく、これだけイケてるチラシを創っているのに、小劇団にだけ折り込みしにいくのは、逆にもったいないのではないか、という考えが浮かんできたのだ。 あと、予てより思っていた、「演劇の顧客にだけ宣伝するのは、幅が狭すぎる」という問題(物理的に、それ以外の場所での宣伝が難しいということもあるのだが)と、「演劇を知らない人に、少女単体をみに来て欲しい」という希望もあり、今後、「折り込み」という宣伝方法自体を見直そうと考えている。 (このことは、先日の「制作発表会」でも話したけどね。) ひょっとしたら、もう、少女単体は、今後、チラシを創らないかもしれない。 これだけ、客の呼べるチラシ、話題になるチラシ、人が一度見て忘れないチラシを創り続けてきたオレがさ。もったいねぇーー。自分で言ってやる。 ちゅーわけで、今回、だ。 現在、まだ、残り6000枚、チラシが余っているのだが・・・ だが! オレはもう、「折り込み」からは、下りる! こんなもんに時間を取られてたまるか!他にやることたくさんあるのに!クソ忙しいんだよ、オレは!くそぅ! つーわけで、もっと、別の場所で、残りのチラシを配布することにする。 もう、全部巻ききれなくてもいい。やるだけ、やってみる。方向転換だ。その方がいい。 公演まで、もう時間がないけど、それでも、オレはやるぞ。 「小劇団の宣伝」というものを、根本的なところから見直して、今できる宣伝方法を考え、実行に移すつもりだ。 お楽しみあれ。 今回の記事にも、コメント受け付けます。 あと、トラックバックというのかな?記事対記事へのリンクは歓迎します。
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